2018年5月22日 (火)

黒鳥の舞

 一度聞くと頭に染みつく怪しいメロディーと、怪しい舞。
 バレエ『白鳥の湖』、ジークフリート王子を白鳥オデットから引き離そうとたくらむ黒鳥オディールの踊り。なお、スタート画面、バレリーナの真後ろにいる怪しい人物がオディールのパパの悪魔。手振りで娘を鼓舞するかのごとくです^^;
 オディールのこの場面のダンス―バリエーション―は、美しく雅やかなのと、暗くて怪しいのとふたつある(音楽・振付もまったく別)そうですが、後者のほうが断然インパクトは上。特にこのモニカ・ペレゴの踊りは、力強くて、キレがあって(特に後半の羽ばたき)、私好み。最初見た時は、何だかゴツくて男みたいだ、と引いたものですが、見ていると周りはどうあれ自分はほんとうに踊るのが楽しい、という雰囲気が感じられて、それがいかにも悪魔的^^;何度か見ているうちにだんだん艶っぽさが感じられてくるのも不思議。
 コメントに「素晴らしい!この邪悪さ!」みたいな絶賛があるけれど、邪悪で褒められるというのも他にはなかなかないだろうな^^;
 同じバリエーションでスベトラーナ・ザハロワの踊りもたいそうよく、こちらは羽ばたきはじめあちこち振付がペレゴのとは異なるけれど(振り付けにも二通りある由だから、そのせいかも)、手振りと脚付きがとても独特で、ツルかキツネの精が踊ってるみたいで、これまた非常に魅力的。
 
 それにしても、清楚で哀切な一方だとばかり思っていた『白鳥の湖』にも、こんな邪悪で妖艶で、前衛的でさえあるダンスもあるんですね〜、面白いな…

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WFFS続報3

 デンマークの名門スタリオン・ステーション、ブルーホースが、所有の3頭のスタリオンがWFFSのキャリアと判明したと発表しました。

 ブルーホースは先々週10日のニュースでは「来週検査の予定」と言っていたけれど、検査の結果が出るには2週間ほどかかるというから、実際にはすでに検査を行った後だったんでしょうかね^^;
 検査の結果、現在最も高額なスタリオンの1頭であるブルーホース・ザック号はシロでしたが、供用中のスタリオン11頭のうち3頭がクロだったというのは非常に確率が高い。しかも、この3頭はすべて父親が違い、たぶん母系も違うか離れている。「現在明らかになっている以上にWFFS遺伝子は存在している」とブルーホースのマネージャーが言っているけれど、その通りでしょうな…
 また、NRPS(オランダ・スポーツホース協会、オランダ温血種協会(KWPN)とは別)はすでにスタリオンの検査結果を公表しつつある―まだ検査中のものもある―けれど、今のところ74頭中6頭キャリアが見つかっている。
(NRPSのスタリオンというのは聞き慣れないけれど、これはハノーヴァーとかトラケナーとか馬の品種名でなく、ライセンスの名前。品種がハノーヴァーやトラケナーやKWPNでも、NRPSの審査に合格しさえすれば、このライセンスを取ることができる。ライセンスはそれぞれの審査に合格すれば取れるから、有名なスタリオンは、たいがい5つも6つも持っている場合が多い。NRPSのライセンスは比較的取りやすいと見えて、4,5歳の若いスタリオンでも結構持っている。)
 なお、このWFFSとは、簡単に言うと温血種の馬に見られる現在治療法のない遺伝病のひとつ。たとえば、AAというのが正常な遺伝子なのだけど、これがaaになると重篤な皮膚や関節の疾患を発症し、多くは胎児の時に死んでしまう(流産)。万一産まれてきても、関節はゴムのようにぶよぶよだし、皮膚はちょっと張り詰めただけでビリビリ裂けるという悲惨さなので、安楽死させるよりほかはない。また、Aa/aAの時は、自身は健康体だけど、遺伝的なキャリアとなる。産まれる子供はこのA/a遺伝子を両親からひとつずつ受け継ぐため、キャリア同士の子供は、確率的に25%の割合でWFFSを発症する、というわけ。

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2018年5月10日 (木)

WCファイナル・パリ、ガル&ゾニックGP動画

 やっとこさ見られた、WCファイナル・パリのガル&ゾニックの演技。キュアじゃなくてGPなのがちょっと残念^^;


 録画している人?の残念そうな声が2回ほど聞こえる箇所があるけど、やはりそこがミスしてるとこかな^^;常歩からキャンターに移るとこでまごついたのと、フライング・チェンジの回数が足りなげに見えた…それ以外は可も不可もない感じかな?柵のどこかに一回はぶつかる癖も健在^^;それにしても、アメリカはBGMの音量がでっかいな〜

 このときの得点が73.758、ミスからすればこんなものと言えば言えるし、これくらいのミスはガル以外の上位陣にもよくあるのに低すぎと言えばやっぱり言える。まあ、それ以外にもHでどうとかセンターラインでこうとか減点対象があちこちあったのかもしれないけど、自分の目で判断できたから、点数はどうでもいいや^^

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凄いグラン・フェッテ

 人間じゃない^^;


 バレエ「白鳥の湖」から。これはオデット(白鳥)に恋するジークフリート王子を欺くため、オデットそっくりのオディール(黒鳥)が踊る場面のクライマックス。バレエでは、オデットとオディールは一人二役で踊る、もちろん花形中の花形。
 何が凄いかと言って、オディールはここで一本足だけで延々と回り続けます。もちろん、ただ回るのでなく、緩急をつけ、両腕で表情を示しつつ、笑顔をたたえながら…その回転数実に32回(私は数えてはいないけど、そう決まってる^^;)、技の名前はフェッテ、名づけてグランフェッテ・アン・トゥールナン。

 このグラン・フェッテは実に凄いので、各バレリーナごとにこれだけを集めたダイジェスト版の動画まであるくらいで、それを見るとまたいろんなタイプがあって実に面白いのだけど、私はこのジリアン・マーフィーという人のが一番気に入りました。というのが、ちゃんと音楽に合わせて腕と脚とを振り付けしてるのが素敵だから^^

(追記:ちゃんと音楽に合わせてる、とだけ喜んでいたけれど、実はフェッテにさらにトリプル・ピルエット―腕を胸に回してクルクル回転してるやつ―というのを組み合わせた殺人的難度の技であると後でわかった…ダブル・ピルエットを入れるのさえ難儀をきわめるらしいのに、トリプルを、それも連続…が、それよりすごいのは、それを少しも難しくなさそうに見せているところですな^^;)

 グラン・フェッテじたいそもそも人間離れした技だと思うけど、その上優雅に音楽に合わせて演じよというのが無理な注文というもので、それをやってのけてるというのは恐ろしい…誰かがどこかのコメントで「バレエは姿態の美以上に、物理学的計算だ」みたいなことを言っていたけど、その通り。いや、この演技中に、いくつの物理学の法則が実行され、証明され、あるいは無視されているのか、物理学者が見学してもいろいろと学べるんじゃないかと思う…

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2018年5月 9日 (水)

WFFS続報2

 アメリカからじわじわ波紋が広がりつつあるWFFS(仔馬/胎児馬の致死的遺伝病)問題ですが、ヨーロッパでもアメリカにならって所有のスタリオンに遺伝子検査を行うスタッドが出始めました。

 

 記事によると、オランダ有数のスタリオン・ステーションVan Uytertでは繋養する種牡馬すべてに遺伝子診断を実施中だし、乗用馬&ポニーの協会(オランダ温血種協会とは別)では登録しているスタリオンには検査を新たに義務付けた由。かのグロックも、トト・ジュニア号(オランダで16年度の人気ナンバー1スタリオンになった)はじめすべてのスタリオンに検査を行いつつあるそうです。

 先日、エヴァーデール号(WFFSのキャリアと判明)の娘との間の産駒がWFFSの症状で産まれ、キャリアの濃厚な容疑がかかっているトータルUS号(父トーティラス)は、つい2ヶ月前にグロックが先述のVan Uytertから購入したもの。この検査で疑惑が明らかになりますな(トータルがグロックに売却された理由のひとつに、思ったより種付け数がふえなかったから、というのが挙げられてたけど、今にして思えば…)

(後記:欧州でもブリーダーに大人気だったエヴァーデールが、海を渡って北米で繋養されるに到った、というのも、今にして思えば…?)

(後記2:日本時間の5月10日、KWPN(オランダ温血種協会)は、すべての供用可能なKWPNのapproved stallion(ふつうのlicenced stallionより一格上の種牡馬、有名・人気種牡馬は大概そう)に遺伝子検査を行う、と発表しました。格上といってもその頭数は膨大な数だし、オランダ国外にいるものも多数に上りますが、これらも検査されるのかな…)

(後記2−1:同日のユーロドレッサージュには、approved stallionではなくlicenced stallionとなっていました。後記2のニュースはオランダの馬術雑誌Hoefslagのオンライン版(オランダ語)をグーグルの自動翻訳(英語)にかけて読んだもので、ユーロドレッサージュの記事もその翻訳と似たりよったりだけど、この部分が違う。licenced stallionとなると、さらに大変な頭数に上るはずだけど、どちらが本当なのかな〜)

 ところで、このVan Uytertと業務提携しているのが、トーティラスを所有しているので名高いドイツのショッケモール。こちらはドイツ有数のスタリオン・ステーションだけど、オランダの提携先とは違い、こちらのスタリオンは「WFFSはドイツではまだ起きていない」ので検査はしない意向(もっとも、Uytertと共有しているスタリオンは、そちらで検査されるだろうけど)。その他のドイツのステーションは、「近日検査の予定」というのが多いみたい…この腰の重さには、この記事にもあるように、所有スタリオンがキャリアと判明した時の”経済的影響の大きさ”への懸念、そこから生じる”WFFSへの過小評価”が原因をなしているのが大きいだろうな…さすがにドイツは勘定高い。もっとも、その気になって探せば、ドイツでのWFFS発生例もしくは疑惑の件くらいは見つかりそうなものだけど。

(後記3:というか、WFFSは実際の被害よりもいわゆる「風評被害」が馬産地にとっては深刻なんじゃ?)

 最近、オリンピック・ホースを買い込んだりしてドレッサージュ界で鼻息の荒いデンマークは、大体において日和見の姿勢みたい。デンマークの2大スタリオン・ステーション、ブルーホースは「来週検査の予定」、ヘルグストランドは「ルールが整備されてから検査する」由。ブルーホースはともかく、デンマーク温血種協会が今月初めに出したWFFSに関する声明が、以前オランダ温血種協会が出したもののそっくり同じコピーだったというのだから、やる気のなさは歴然^^;

 なお、アイルランドではWFFSへの関心は非常に高く、というかスタリオンや牝馬・仔馬への遺伝子検査の歴史が前(2009年)からあったもので、当然WFFSもこれからその対象になる、とのこと。アイルランド温血種協会は2年前からKWPN(オランダ温血種協会)とパートナーシップにあるということで、KWPNの豊富なデータベースや何かを利用して、馬産国として成長したい意志がアリアリ。

 イギリスの反応は記事中になかったけれど、ドレッサージュ・ホースの自国での生産が数年前にようやく始まって間もなく、今がもっとも意気に燃えているころだろうから、早速対応手段を取る方針じゃないかな〜

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2018年5月 4日 (金)

WFFS続報

 もっかWFFS(Warmblood Foal Fragile Syndrome)いわば「温血種仔馬脆弱症候群」なる病気が大問題になっている欧米の馬術馬産界、その問題をいっそう大きく取り上げさせる一因になった先日の有名種牡馬エヴァーデール号のキャリア発覚ですが、彼の産駒でやはりスタリオンの2頭が、同様にキャリアだということが今日発表されました。

 そもそも、このWFFSとはどんなものかというと、私もまあ読みかじり(しかも英語だからなおさらあやうい)だけれど、これは温血種の馬(軽種×重種の配合でできた馬種、中間種とも。オランダ温血種とかスウェーデン温血種とかたくさんある。馬術競技によく使われる)において、特定の遺伝子変異によって起こる病気。
 この遺伝子(LH1、リシルヒドロキシラーゼ1という、難しい><)を、仔馬は父母からそれぞれひとつずつ受け継ぐ。で、受け継いだLH1が2つとも正常な場合は何ら問題ないし、片方だけ異常な場合も発病はしない(でもキャリアとなる)。しかし、2つとも異常な場合は発病してしまい(だからキャリア同士の配合によって仔馬が発病する確率は25%、キャリアは50%、異常なしは25%)、皮膚の異常な弱さ(手がさわっただけで破れるとか><)や関節の異常な柔らかさ(立ち上がることもできない)などを示す。産まれる前に死亡する(流産かな)のが大部分らしいけど、産まれても上記のような致命的症状なので、現行安楽死させるよりほかはないという、なんとも痛ましい病気…(人間にも同じ遺伝子の異常による病気があるそうな)。

 で、先日この変異遺伝子のキャリアだということが発覚したエヴァーデール号(産駒がすでに5,000頭に上るという…)を繋養していた厩舎が、繋養中のスタリオンすべてに遺伝子検査を行ったところ、彼の産駒のスタリオン2頭、インクルーシヴ号とインスパイア号もキャリアだということがわかったのでした。なお、エヴァーデールの父ロード・レザーデール号はシロの由を別の記事で見たから、エヴァーデールの場合は母親がキャリアだったのか、偶然の突然変異だったのか?

 この厩舎(在アメリカ)にとっては大打撃であろうけれど、フェイスブックのコメントを見る限り、「勇気を出して発表してくれてありがとう、他の厩舎も早く見習って!」という意見がもっぱら。たしかにまったくその通りだけれど、きわめて高額なスタリオンを何頭も抱える生産者や、スタリオンや繁殖馬を売買するディーラーにとってはあまり有り難くない話だろうな…テストすれば、けっこうな数、けっこうに有名なスタリオンが次々見つかりそうな気もする。

 オランダじゃ、エヴァーデールの娘が産んだ仔馬がこの病気で生まれたとFBで報告されてたし、何しろ一般には認知度の低い病気のようだから(報告した人によると、獣医も知らなかったという、たしか米国での報告もそうだった。大きな施設に搬入して初めてわかった)発症した仔馬がいても原因不明として報告されてないだけで、実はけっこうな数の罹患があるかもしれないな。

(追記1:上のエヴァーデール号の場合なんかだと、母親側の遺伝子調査をやっていけばどの馬がキャリアだったか突き止められそうなものだし、そうすればその一族に注意をうながすことができると思うんだけど、やらないのかな?それとも、コッソリやってはいるのかな…)

(追記2:WFFSの歴史について。これはかなり発見されたのが新しい病気で、ある資料によると、2007年にクォーターホースの奇病が遺伝子変異によるものだと発見されたのをきっかけに、同様の症状が他の馬種にもあることが報告され、その中にこの病気も含まれていたとある。また、ユーロドレッサージュの記事中の説明によると、WFFSが遺伝子変異によると確定されたのは2011年だとある。遺伝子検査が確立されたのは2012年前後のよう。現在まで、この病気は欧州では稀で米国に時々見られたというけれど、それは検査・報告のシステムが米のほうが進んでいたからかもしれない。だが、今となっては、欧州のスタリオンの10%以上にキャリアの可能性があるというのだから大ごと。が、今のところ、欧州のスタリオン・ファームで調査が行われたという報告はないみたい…)

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2018年4月30日 (月)

審査員ダメダメ

 つねづね、ドレッサージュの審査員の採点って時々すごくおかしくないか、と疑っていたのだけれど、どうやらそれは私の一方的な僻目ではなかったよう。

 私にはドレッサージュの技術的なことはまったくわからないから、点数がおかしいとする根拠が正しいのかどうかは何とも言えないけれど、論旨には納得できる。要するに、ビッグ・ネームが騎乗すれば、演技内容以上の得点がはいる、ということ。記事の文句を借りれば、「国内戦でGPデビューしたての馬でも、有名ライダーに騎乗されれば、このような得点(79~81%)をほぼ自動的に獲得する。」「国際戦でも、ブランクから復帰したばかりでまだ以前のレベルにない馬でも、80%を獲得するものがいるし、また演技内容にかかわりなく75%を獲得するものはもっといる。」云々。

 この部分を書いた時、このライターの念頭には、特にデュジャルダン(オリンピック金メダル2回)&フリースタイル号のことがあったと思われます。だって、イギリスの国内戦でのGPデビューが81.1%、ふつうありえない点。さらに国際デビューのGPで、ミスを連発しながら75.152%で優勝…

 これにひきかえ、有名じゃない地味なライダーは、「カースト的システムにより、演技の良し悪しに関係なく、一生63~70%を越えることがない」。

 このライターも言っているけれど、80%を越える高得点がたやすく出るのが問題なのではなく、ワースだデュジャルダンだといった大物じゃないペアの演技が等閑視されてるのが問題。さらに私に言わせると、オリンピックや欧州/世界選手権のような国別対抗戦になると、政治バランス的配慮まで入ってくるから、もっと悪質・・・

 この記事は、さきごろ行われたドイツのCDIハーゲンのGPについての記事(論旨がここまでずれてきてるのもちょっと珍しい)だけど、ライターに言わせると、優勝したワース&エミリオの81.326は「力強かったがこれほどじゃない」、2位のフォン・ブレドウ&ザイラーEの75.696は「アップテンポの演技が審査員らのお気に召した」(ザイラー号が興奮して走り出し気味になってた由)、3位のローゼンバーガー&コスモの75.261に到っては「クリスマス・プレゼント」(コスモ号は演技中、なんと後ろ片足をリング外に踏み出したそうな)と散々の論評。よっぽど見ていて腹に据えかねたのか…

 私はさっき「悪質」と言ったけれど、これは特にガルに対する審査員らの採点ぶりに対してそう感じる。リオ・オリンピックじゃ、GPスペシャルでアイルランドの選手の下、ロシアの選手とほとんど同点にされてキュアに進めず。さきごろのWCファイナルじゃ、今まで負かしてきたツェンニンやらザックの下にされ、あまつさえGPじゃロシアのペアの下にまでされている。この扱いを見ると、ガルは審査員らに「有名ライダー」とは見られておらず、むしろ隙あらば「63~70%」の「カースト」に落としてやりたいというふうにさえ感じられる…

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2018年4月27日 (金)

WFFSについて

 そろそろ今頃が北半球じゃ仔馬の誕生シーズンみたいだけど、どうも最近、おそらく仔馬の病気であろう「Warmblood Fragile Foal Syndrome(WFFS)」、”温血種の仔馬壊れ物症候群”なるものの警告をユーロドレッサージュなどの馬術競技関係サイトでよく目にするようになった。それまでは、感染症かなんかが流行してるんだろうと思ってたのだけれど、昨日、アメリカで繋養されている種牡馬Everdaleエヴァーデール号が、WFFSのキャリアだと判明した、という記事を見て、あれ?となった。

 で、調べてみると、―WFFSは感染症とかじゃなく、特定の遺伝子の変異による遺伝病で、両親ともにキャリア―変異遺伝子の持ち主―の場合、生まれる仔馬は25%の確率で発症、50%の確率でキャリアとなるとある。キャリアの場合はふつうの健康な馬と変わらないけれど、発症すると(仔馬のみ)皮膚や関節の異常な弱さを示す―敷き藁や人の手が触れただけでズルズル皮膚がはがれたり><関節がブヨブヨして立ちあがることができなかったり、足があさっての方を向いてしまったりするという恐ろしいもの。内臓的にもいろいろ病変が起こるみたいだけど「壊れ物」の名前はここからですな…悲しいことにWFFSには治療法がなく、発症して産まれてきた仔馬は安楽死させるしか方がない;;

 遺伝子の変異による病気だから、遺伝子検査によってキャリアかそうでないかはわかる(料金$55だそうな)のだけど、私が読んだ記事によると、ヨーロッパに比べて北米ではこの検査があまり行われていない由。たしかに、ユーロドレッサージュでも、北米とカナダの温血種協会?が特に警告の記事を出していたっけ。

 上記のエヴァーデール号(オランダ温血種、9歳)は、スタリオンの競技会でチャンピオンになったこともある有名な人気種牡馬。産駒の第一世代は今年5歳になるという…これは追跡調査が大変だ。

 エヴァーデールより先に見つかったキャリアの同僚馬(同じ厩舎だった)は、これ以降スタリオンとして供用しないことに厩舎で決定されたみたいだけど、エヴァーデールもそうなるのだろう…まだ若いから、去勢してスポーツに転向するのだろうな。

(後記:今年は、エヴァーデールを繋養しているセンターの費用持ちで、配合希望の牝馬に遺伝子検査のサービスを行うそうです。)

(後記2:グロック社(エドワード・ガルのスポンサー)が今春購入したトータルUS号も、キャリアの疑いを指摘されています、グロックには連絡済みのようだから、いずれ結果がわかるでしょう。)

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2018年4月26日 (木)

パーティーハットをかぶった犬と猫のサークルフレーム

 サークルシリーズのラスト、いつものパーティー仕様^^

 誕生日とかにどうでしょう〜

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2018年4月22日 (日)

見上げる猫&猫と犬のサークル

 どうも最近、シャッターストックの売り上げ伸び悩んでるなあ…

 新作が売れないと、かなり心配なものがある…が、どうあろうと、ただ描いてはアップしていくしかないからな><

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