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2018年4月30日 (月)

審査員ダメダメ

 つねづね、ドレッサージュの審査員の採点って時々すごくおかしくないか、と疑っていたのだけれど、どうやらそれは私の一方的な僻目ではなかったよう。

 私にはドレッサージュの技術的なことはまったくわからないから、点数がおかしいとする根拠が正しいのかどうかは何とも言えないけれど、論旨には納得できる。要するに、ビッグ・ネームが騎乗すれば、演技内容以上の得点がはいる、ということ。記事の文句を借りれば、「国内戦でGPデビューしたての馬でも、有名ライダーに騎乗されれば、このような得点(79~81%)をほぼ自動的に獲得する。」「国際戦でも、ブランクから復帰したばかりでまだ以前のレベルにない馬でも、80%を獲得するものがいるし、また演技内容にかかわりなく75%を獲得するものはもっといる。」云々。

 この部分を書いた時、このライターの念頭には、特にデュジャルダン(オリンピック金メダル2回)&フリースタイル号のことがあったと思われます。だって、イギリスの国内戦でのGPデビューが81.1%、ふつうありえない点。さらに国際デビューのGPで、ミスを連発しながら75.152%で優勝…

 これにひきかえ、有名じゃない地味なライダーは、「カースト的システムにより、演技の良し悪しに関係なく、一生63~70%を越えることがない」。

 このライターも言っているけれど、80%を越える高得点がたやすく出るのが問題なのではなく、ワースだデュジャルダンだといった大物じゃないペアの演技が等閑視されてるのが問題。さらに私に言わせると、オリンピックや欧州/世界選手権のような国別対抗戦になると、政治バランス的配慮まで入ってくるから、もっと悪質・・・

 この記事は、さきごろ行われたドイツのCDIハーゲンのGPについての記事(論旨がここまでずれてきてるのもちょっと珍しい)だけど、ライターに言わせると、優勝したワース&エミリオの81.326は「力強かったがこれほどじゃない」、2位のフォン・ブレドウ&ザイラーEの75.696は「アップテンポの演技が審査員らのお気に召した」(ザイラー号が興奮して走り出し気味になってた由)、3位のローゼンバーガー&コスモの75.261に到っては「クリスマス・プレゼント」(コスモ号は演技中、なんと後ろ片足をリング外に踏み出したそうな)と散々の論評。よっぽど見ていて腹に据えかねたのか…

 私はさっき「悪質」と言ったけれど、これは特にガルに対する審査員らの採点ぶりに対してそう感じる。リオ・オリンピックじゃ、GPスペシャルでアイルランドの選手の下、ロシアの選手とほとんど同点にされてキュアに進めず。さきごろのWCファイナルじゃ、今まで負かしてきたツェンニンやらザックの下にされ、あまつさえGPじゃロシアのペアの下にまでされている。この扱いを見ると、ガルは審査員らに「有名ライダー」とは見られておらず、むしろ隙あらば「63~70%」の「カースト」に落としてやりたいというふうにさえ感じられる…

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