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2018年4月27日 (金)

WFFSについて

 そろそろ今頃が北半球じゃ仔馬の誕生シーズンみたいだけど、どうも最近、おそらく仔馬の病気であろう「Warmblood Fragile Foal Syndrome(WFFS)」、”温血種の仔馬壊れ物症候群”なるものの警告をユーロドレッサージュなどの馬術競技関係サイトでよく目にするようになった。それまでは、感染症かなんかが流行してるんだろうと思ってたのだけれど、昨日、アメリカで繋養されている種牡馬Everdaleエヴァーデール号が、WFFSのキャリアだと判明した、という記事を見て、あれ?となった。

 で、調べてみると、―WFFSは感染症とかじゃなく、特定の遺伝子の変異による遺伝病で、両親ともにキャリア―変異遺伝子の持ち主―の場合、生まれる仔馬は25%の確率で発症、50%の確率でキャリアとなるとある。キャリアの場合はふつうの健康な馬と変わらないけれど、発症すると(仔馬のみ)皮膚や関節の異常な弱さを示す―敷き藁や人の手が触れただけでズルズル皮膚がはがれたり><関節がブヨブヨして立ちあがることができなかったり、足があさっての方を向いてしまったりするという恐ろしいもの。内臓的にもいろいろ病変が起こるみたいだけど「壊れ物」の名前はここからですな…悲しいことにWFFSには治療法がなく、発症して産まれてきた仔馬は安楽死させるしか方がない;;

 遺伝子の変異による病気だから、遺伝子検査によってキャリアかそうでないかはわかる(料金$55だそうな)のだけど、私が読んだ記事によると、ヨーロッパに比べて北米ではこの検査があまり行われていない由。たしかに、ユーロドレッサージュでも、北米とカナダの温血種協会?が特に警告の記事を出していたっけ。

 上記のエヴァーデール号(オランダ温血種、9歳)は、スタリオンの競技会でチャンピオンになったこともある有名な人気種牡馬。産駒の第一世代は今年5歳になるという…これは追跡調査が大変だ。

 エヴァーデールより先に見つかったキャリアの同僚馬(同じ厩舎だった)は、これ以降スタリオンとして供用しないことに厩舎で決定されたみたいだけど、エヴァーデールもそうなるのだろう…まだ若いから、去勢してスポーツに転向するのだろうな。

(後記:今年は、エヴァーデールを繋養しているセンターの費用持ちで、配合希望の牝馬に遺伝子検査のサービスを行うそうです。)

(後記2:グロック社(エドワード・ガルのスポンサー)が今春購入したトータルUS号も、キャリアの疑いを指摘されています、グロックには連絡済みのようだから、いずれ結果がわかるでしょう。)

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