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2018年5月31日 (木)

二年ぶり!引退後のアンダーカヴァー号

 たぶん引退したのだろうと思っていたけれど、2年間音沙汰なしだったそれまでのガルの騎乗馬・グロックス・アンダーカヴァー号の写真が、初めてグロックのFBに掲載されました。

 いちばん右の馬、記事でFritsieの愛称で呼ばれているのがアンダーカヴァー。後の3頭は、左からポニーのトニー号、ハンスピーターの元騎乗馬のナディーヌ号(23歳、牝馬)、ガルの元騎乗馬で長期にわたり地味ながら堅実に活躍してきたネクスト・ワン号(23歳、騙馬)。

 ナディーヌ(YouTubeで”cutest dressage ever”で動画が見られます)は、ワールドカップ・ファイナルやオリンピックにも出たほどの第一級の牝馬。当たり前なら繁殖牝馬として引っ張りだこになったはずですが、どうしたことか、一度も受胎することがなかった(彼女の母の父Roemerは、最近になってWFFSのキャリアだったことがわかってる、何か関係があるかも)。今ではここで悠々自適の引退生活を楽しんでいます。

 で、このご隠居チーム(ポニーのトニーもいつもいっしょ)にフリッチーことアンダーカヴァー(現17歳、騙馬)が加わっているということは、すなわちアンダーカヴァーも隠居の仲間入りをした、ということでしょう。お疲れ様でした〜

 なお、彼の引退は、ケガとかではなく、2015年のアーヘンでのヨーロッパ選手権でトラウマを負ったことがおそらく原因。人為的な、悪質な行為がその影にあった可能性が高い、と私は思っている。直接的には、GPSの演技途中で口からの出血(興奮して舌を噛んだ)で棄権したのがきっかけだったけれど、前日のGPで生涯最高に近い演技をしたほど好調だった馬、しかも数々の大舞台を踏んだベテランの馬が、わずか一日やそこらで、入場する前からすでに動揺しきっているなどふつう考えられない。この時の大会では、ガルのかつての騎乗馬、伝説のトーティラス号がマティアス・ラスとのペアで、お膝元ドイツチームのメンバーとして出場したのだけれど、そのGP演技は不評で、ガル&アンダーカヴァーが1位(デュジャルダン&ヴァレグロ)と僅差の2位になったのに対し、ラス&トーティラスは屈辱の第6位…ヨーロッパ選手権という大舞台、それもホームの地で行われた、ドレッサージュ・ファン大注目の因縁の対決で、一敗地にまみれたのだから、一部のドイツ人が無念やるかたなく思ったのは想像に固くない。ガル&アンダーカヴァーを引きずり降ろそうとする企てが行われる背景は十分あったと、私は思います。

 くだらない妄想みたいにも見えるだろうけど、ドレッサージュ界の一部のドイツ人、またドイツ人でなくても何人でも、おそろしく狭量で、おそろしく嫉妬深くて、おそろしく些事にこだわる人物はたしかにいる。ドイツのオークションでガルのスポンサーのグロックがトーティラスの産駒(トト・ジュニア)を買った時、周囲からはブーイングが巻き起こったそうですよ。そういう人物が組織の上に立っていれば、どんなことでもできる。上記のトーティラスは、不評のGPの後「全治5ヶ月の骨膜炎」で欠場したのだけど、そんな重い症状がGP前のvet check(獣医師検査)で見過ごされようはずはない(骨膜炎はふつう慢性症状)。ところが立派にそれで通ってるし、とすれば検査はどうなっているのか、ということになるけれど、誰もそれを問題にしていない。トーティラスの馬主のショッケモールはドイツで1,2を争うスタリオン・ファームの経営者&ディーラーで、彼に限らずこうした馬産界の大立者は競技会のスポンサーになったり、他のオーナーの高額なスタリオンに調教をつけたりするなどで、ドレッサージュの組織委員会や審判員に深いつながりを持っている。彼ら自身が手を出さなくても、彼らの意を迎えて誰かが手出しをする可能性、そしてそれを周囲が見て見ぬふりをする可能性は、そんなに低くないと私は思うのです。馬房をわざと人通りの多い、うるさい場所に変えるとか、故意に馬のそばで騒音を出すとか、それとなくストレスを与える方法はいろいろあるんじゃないかな…

 で、話を元に戻すと、アンダーカヴァーはその後1年もの間隔をあけて競技に復帰したのだけど、復帰戦とトレーニングでやはり恐ろしく取り乱し、とうとう最後まで競技日程を終えることができなかったのでした。それ以来、今日まで彼については音沙汰なし…それほど強いトラウマは、単に何かにおびえたとか、緊張したとか程度ではまず生じるまいと思われるけど、どうですかね。やはり舌を噛んで棄権したことのあるコーネリセンのパージヴァル号も、1,2ヶ月前に演技中に風船を見ておびえて演技中止したフォン・ブレドウのユニーBB号も、その後ふつうに競技に復帰してますし。

 何にしろ、元気そうでよかった^^

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