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2018年5月25日 (金)

WFFS続報5

 オランダ温血種協会(KWPN)が、現在供用可能&直近5年以内に産駒を儲けているKWPN(これはオランダ温血種の種牡馬ライセンス取得馬の意味)のスタリオンに実施中のWFFS検査の中間結果が発表されました。それによると、判明したキャリアは10頭、そのうちドレッサージュ馬が7頭、ジャンプ馬が3頭。

 Everdale
Guardian S
Habanna
Inclusive
・Inspire
Indian Rock
Jack(ジャンパー)
Jubel ES(ジャンパー)
Regino(ジャンパー)
(GLOCK's) Total US

 もっとも、エヴァーデールは、WFFS騒動のそもそもの発端的存在だし、インクルーシヴとインスパイアはその産駒で、父と同じステーションに繋養されていて、父のキャリア発覚とともにステーション全体のスタリオンが検査された時にやはりキャリアと判明したもの。トータルUSも、オーナーのグロックが自発的に行ったスタリオン検査でキャリアとわかったもので、この4頭に関しては、KWPNの発表の前に、すでにキャリアと判明済み。

 で、ジャンパーのスタリオン3頭と、ハバンナ(6歳、父ヴィヴァルド、でもヴィヴァルディの産駒ではない)というスタリオンについては、私は知るところがないけれど、ガーディアンS(7歳、父ボディーガード)とインディアンロック(5歳、父アパッチ)がキャリアと判明したのは、生産界にとっては、おそらくかなりの衝撃。両者ともに、大きなスタリオンコンテストでの優勝や入賞の経験を持つ有名種牡馬で、たぶんもうすでに、相当な数の産駒を出しているはず。これはイタい…

(ちなみに、スタリオンの名前は、世代別にアルファベットの頭文字をつけるので、名前を見れば何歳かがわかる。Gで始まればいま7歳、Hは6歳、Iは5歳。もっとも、父の頭文字をつける場合も多い(父Totilas→子Toto jr→孫Taminiauとか)ので一概には言えないけど。)

 KWPNの検査は、現在250頭が終わったところで、キャリアの割合は4%だけれど、キャリア10頭のうち4頭は先に発覚済みだったのを思えば、まだまだ緒についたばかりという印象が強い。さらに検査が進んでもっとたくさんのキャリアが見つかり、その血統に重なる部分が出てくれば、その系図をたどっての追跡調査なども可能になるだろうけど。

(追記5/27:デンマーク温血種協会(DWB)がWFFSについてのステートメントを発表、がしかし、その内容は「統計的に発病の確率はとても低いからそんなに心配しなくて大丈夫」「一応今後モニタリングしていくつもりです」みたいなお気楽ぶり…もっとも、デンマーク最大手牧場のひとつブルーホースは独自にすでに検査ずみ(キャリアを3頭確認)だけど。ヘルグストランドのステーションはまだ日和見のもよう。)

(追記5/28:スウェーデン温血種協会(SWB)もWFFSに関する声明を発表、しかしこちらは隣国とは大いに違い、現在供用可能なスタリオン(一部の牝馬もかも)への遺伝子検査実施、今年産まれの仔馬への同様の検査実施(WFFSの広がり具合を見るため)、結果が分かり次第ウェブにて公表すること、来年からはスタリオンはシーズン前にWFFS遺伝子の有無の申告義務が生じること、等々が並べられています。)

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