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2018年6月13日 (水)

WFFS続報9

 今まではオランダ温血種、デンマーク温血種、ハノーヴァーなど主にドレッサージュ・スポーツでメジャーな血統でばかり話題になっていたWFFSですが、今度は馬車競技のエースとして知られるヘルデルラント種のあいだでも、この遺伝病が蔓延の恐れを呈していることが明らかになりました。
 ヘルデルラントはオランダ原産の馬で、馬車用馬として作出された馬種ですが、オランダ温血種の作出にも大いに利用された歴史があります。今でも一部のヘルデルラントはドレッサージュ界で活躍しているのですが、今回キャリアだとわかったのは、まずいことにそのドレッサージュ用スタリオンとして大いに人気を博していたコス号。コス号自身は2年前に死亡していますが、おそらく貯蔵されていた凍結精液の検査でわかったのでしょう。コス号の息子のスタリオン2頭、孫にあたるスタリオン1頭も、キャリアであることが明らかになっています(その息子2頭のうち1頭であるウィルソン号は、去年末日本に買われているそうな)。
 アデリンデ・コーネリセンが騎乗して、スタリオン・ショーでよく入賞しているヘンキー号(6歳)は、このコス号の孫ですが、幸いに彼はノンキャリアでした。なお、彼の父―コス号の息子―のアレクサンドロP号も、ノンキャリアだとわかっています。
 コス号はヘルデルラント種のスタリオンとして傑出した存在だったため、彼の血を引く馬はきわめて多い由。おかげでヘルデルラントのブリーダーたちは大いに難儀している由ですが、コス号にしろそのキャリアの息子たちにしろ、オランダ温血種のライセンスを有していた。他の馬種のブリーダーだってうかうかしていられない…

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