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2018年9月11日 (火)

世界選手権のお粗末な裏側

 え?と思わせるこの写真。今週行われる4年に一度の馬術世界選手権のグルーム(厩務員)さんたちに用意された寝場所。

 こりゃ、「少年自然の家」よりひどい…あそこはボロでも、少なくとも四人部屋だった。これは数十人部屋で、しかも部屋じゃなくテント。まるで被災地の避難所のよう…

 グロック(ガル&ハンスピーターのスポンサー)のHPなどを見ていて感心させられるのは、グルームさんたちの写真もガルたちライダーやゾニックたち馬に劣らずよく出ていて、親しく名前を呼ばれ、しばしば日頃の働きと馬への愛情に対する感謝の言葉が寄せられていること。この、グルームさんに敬意を払うという現象は、欧米では常識的なことなのだと思っていたけれど、なかなかどうして、どこでもそうだとは言えないみたい。

 馬の取引には巨大な資本が動き、大企業・大会社・有名人の子女がたいへんな高額でトレーナーを雇ったり騎乗馬を買ったりし、競技会で誰が世界記録を出したとかどこの国が連覇したとか、表面じゃいかにもゴージャスだけど、―いや、ゴージャスだからやはり、と言うべきか―一皮剥けば「下々の者」のことなどとんと念頭にない、上流ボケぶりが露呈される。時代錯誤もいいとこで、それを自分のお屋敷内や地方大会で振り回しているだけならまだしもだが、4年に一回の世界大会で、大いに宣伝に努めているその場でやらかしているのだから、救いようがないというもの。あるいはほんとに資金が不足していて、そのシワ寄せを食わせたのかもしれないけれど、お金がないなら最初から世界大会の開催など引き受けなけりゃいいし、どうしても開催したければ、時間は4年もあったのだ、工夫ができないわけはなかったろうと思う。―どちらにしろ、無理をしてでも名誉と注目が欲しくて、現場で実際に苦労する人々のことなど考えるひまがなかった、というのが本当だろう。

★なお、現地には現在ハリケーンが接近しつつある由で、選手権の開催自体が心配されています…

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