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2018年10月 3日 (水)

好きなバレリーナ

 最近バレエをYouTubeで見るのが好きになり、しかしまったくのシロウトだから、何でも自分の気に入ったバレリーナが踊ってるのを探しては何度も繰り返し見、ウットリとしている。きちんとしたバレエ・ファンから見れば、はなはだけしからん見方だろうけど、思うに、シロウトをも動かす魅力を発揮しているという点で、私の愛好するバレリーナたちはやはりただ者ではないのだろうとも思う。

ニーナ・カプツォーワ
 踊るフランス人形。
 どうして、この人に関する情報が日本じゃあまり見つからないんだろう。見つかっても「”青い鳥”のが可愛かった」ばっかり・・・そりゃ、可愛いけど。
 すごい演技派、すごい可憐さ、手や足や肩での表現力は天下一品。この人、お芝居の世界とかでもやっていけそう…ポワントでの動きには独特の可愛らしさあり。
 元気で芯がシッカリした女の子役がはまるけど、薄幸の美少女とかの役もアリ、コミカルな演技までこなし、いわゆる「キャラ立ち」する役にうってつけ。
 ただ、あまりにも可憐な容姿と雰囲気ゆえ、貫禄ある大人の女性の役とかは似合わないかも…まあ、演技力で相当はカヴァーしちゃうと思うけど。
(追記:この人の黒鳥を見て、考えが変わりました…これならカルメンでも、瀕死でも、いけそうだ〜)

マリーヤ・アレクサンドロワ
 踊るギリシャ彫刻。
 この人のガムザッティを見て、初めて「威風あたりを払う」とはどんな感じかがわかった^^;
 威厳・迫力がただならない。そして、技や動きがみなバレエの教科書から出てきたかのよう…足が鋼鉄でできてるんじゃないかと思うほどの安定感とバランス、そして力強さ(もっとも、まだこの人の動画はまだほんのちょっとしか見ていないのだけど)。
 演技力も相当…まあ演技力に乏しい人から威風が感ぜられるわけはないけど。ガムザッティvsニキヤの”修羅場”をダンスなしの総マイムで演じていたけど、ほんとうに怖かった。
 でも、この人はやっぱり堂々たる女王とか誇り高い王女とか、リーダーシップのある役どころが似合いそう。この点、カプツォーワとは反対かも。

ウリヤーナ・ロパトキナ
 踊る女神さま。
 生粋のダンサー。バレエの枠を超えて、正真正銘の踊り手。この人なら、ストリート・ダンサーとしても生活できそうだし、日本舞踊だって踊りこなすだろう。だから演技力や表現力もすごいものがある(ガムザッティのアレクサンドロワ相手にニキヤで修羅場の演技は、ほとんど女優張り)。
 有名な「瀕死の白鳥」なんか、ほとんど哲学的と言いたいような深さ。その一方で、肝を奪う「カルメン」のセクシーさやカッコよさ、「白鳥の湖」の優婉典雅さ。何でも踊れるし、踊りたそうに見える。この点、アレクサンドロワは「カルメン」は残念な感じだったし、―彼女はやっぱりバレエバレエしたのがいいのだろう、―カプツォーワはだいたいその動画がなかったけど、まあそのほうがいいような気がする^^;(後記:いや、カルメンでもいけるぞ!黒鳥であれだけの悪女っぷりなら)。
 この人の場合、「何の役か」よりも、「どんな踊りをする役か」のほうが重要かも。

 こうして見ると、私は演技が達者なバレリーナが好きみたい…それと、何か飛び抜けた個性のある人。
 シロウトだからおのずとそうなる、というのももちろんだけど、仮にバレエについて相当詳しくなったとしても、この好みは基本的には変わらないんじゃないかな…
 まあ、まだ他にも気になるバレリーナもいるし、趣味としては、今がいちばん楽しめる時かも^^
 

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