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2018年11月 2日 (金)

『明るい小川』ヤーニンのアコーディオン弾き、逢い引きの段

 ゲンナジー・ヤーニンの変てこダンス。

 これはボリショイ・バレエ、というよりボリショイ喜劇、ボリショイ吉本と言いたくなる『明るい小川』からの一幕(動画の画面がもともと小さいので、できればYouTubeからシアター・モードかフルスクリーン・モードでご覧ください)。

 ひと昔前のソ連(現ロシア)の共同農場、いわゆるコルホーズでの収穫祭にあたり、都会からカッコいいバレエ・ダンサー、バレリーナ、アコーディオン弾きの3人が招待されてやって来た。3人はお祭り当日すばらしいダンスを披露して(アコーディオン弾きも演奏じゃなくなぜか踊る^^;)農民たちにヤンヤの喝采を博したが、このアコーディオン弾きのオジさん、自分のダンス中に飛び入りしてきた若い村娘に気を引かれ、夜中の逢い引きの約束を(おそらく強引に)取り付けた。さてその時至り、大いに伊達男気取りでベンチで待つ娘さんのところにやって来たが…

 よーく見ると、ん?おじさんは気づいてないが、ベンチの後ろに何か隠れてるみたいだぞ?

 好きものアコーディオン弾きを演じているのは、ボリショイきっての役者ダンサー、ゲンナジー・ヤーニン。私が思うに、ボリショイでいちばんダンスがうまいのは、ザハロワでもスミルノワでもなく、メルクリエフやカプツォーワですらなく、おそらくゲンナジー・ヤーニン。このハタ迷惑な色気、怪しい身ぶり、珍妙でしかも完全無欠なダンス、眼福とはまさにこのこと。もうむやみにおかしくて、お客さんなんか、ヤーニンが踊り出す前からすでに笑っています。見ているだけで寿命が伸びそうです^^

 この人は、しかしボリショイのプリンシパルではなく、契約ダンサー。メルクリエフも、カプツォーワも、みんな契約ダンサー。現在ボリショイ・バレエ団でもっともデキるのはプリンシパル連ではなく、契約ダンサー連だと見えます。正社員より契約社員のほうが優秀という、どこかの企業みたいですな…

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